雨に濡れた靴はどう乾かす?スニーカー・革靴・スウェードの対処法

突然の雨で靴がびしょ濡れになると、翌日までに乾かそうと熱を当てたくなります。まずは素材に合わせて水気を取り、直射日光を避けて陰干ししてください。

布・メッシュのスニーカーは泥を先に洗い流し、革靴は布で水気を拭き取ります。スウェードはティッシュで押さえ、ブラシは完全に乾いたあとです。同じ「濡れた靴」でも、最初の処置と仕上げるタイミングが違います。

乾燥を判断する際は、目安時間を過ぎたかどうかだけでなく、内側まで乾いて次の手入れへ進める状態かどうかを確かめることが基準になります。

雨に濡れた靴、直後の3分でやること(素材共通)

最初の3分は、乾かし切るためではなく、水気を取って乾燥を始めるための時間です。まず素材を確かめ、表面の水気を布やティッシュに吸わせます。スウェードはこすらず、軽く押さえてください。

次に、日陰の乾燥場所と吸水に使う道具を用意します。ドライヤーや日なたで急ぐと、靴底の接着や革を傷めるおそれがあります。ここから先は、次の表で自分の靴に合う手順を選びましょう。

素材別の乾かし方(比較表)

乾燥時間は素材・濡れ方・環境で変わります。表の時間が過ぎたかに加えて、靴の内側まで乾いているかを判断の基準にしてください。

素材 濡れた直後の処置 乾燥方法 使う道具 目安時間 NG行動
スニーカー(布・メッシュ) 泥汚れを先に洗い流す 新聞紙を詰めて陰干し 新聞紙 8〜12時間を目安に乾燥確認 熱風の直当て
革靴 布で拭き、靴紐を外す 吸湿・型崩れ防止をして陰干し 布、乾燥剤か新聞紙、シューキーパー 12〜24時間を目安に乾燥確認 直射日光・熱風
スウェード素材 ティッシュで押さえて吸水 陰干し後、完全乾燥してからブラシ ティッシュ、スウェードブラシ 時間で区切らず完全乾燥を確認 濡れたままこする・ブラシを当てる

スウェードの乾燥時間を、布のスニーカーや革靴の数値で置き換えないことが大切です。翌日も湿っていれば、ブラシを使う工程は待ちます。

靴の素材別乾かし方手順比較図

スニーカー(布・メッシュ)

泥汚れがあれば先に洗い流し、新聞紙を詰めて陰干しします。乾燥の目安は8〜12時間ですが、びしょ濡れの状態なら翌朝までに乾くと決めず、内側の湿り気を確かめてください。

洗濯機での脱水に対応する靴なら、1〜2分の短い脱水も選択肢です。布やメッシュという素材名だけで決めず、靴と洗濯機の取扱表示で対応を確かめてから使います。革靴やスウェードには、この手順をそのまま当てはめません。

革靴

布で水気を拭き、靴紐を外します。シリカゲル乾燥剤か新聞紙を入れて吸湿させ、シューキーパーで型崩れを防ぎながら、日陰で12〜24時間を目安に乾かします。

吸湿材を詰め込むことと、形を支えることは別の役割です。靴の形を押し広げるほど詰めず、シューキーパーを使う際も無理に押し込まないでください。革靴のケア全般については(コロニル公式)が参考になります。

翌日は、まず内側まで乾いたかを確認します。乾燥後に革が硬くなったと感じる場合は、革靴が硬いときに柔らかくする8つ方法が参考になります。濡れた直後は磨き上げることより、吸湿と陰干しを先に進めましょう。

スウェード素材

ティッシュを軽く押し当て、水分を吸わせます。表面を往復してこすらず、吸水したら陰干しします。乾く前にブラシを当てないことが、この素材で外せないポイントです。

完全に乾いてからスウェードブラシで毛並みを整えます。翌日になったという理由だけでブラシへ進まず、乾燥した状態を確かめてください。起毛素材のお手入れについては(M.モゥブレイ公式)を参考にしてください。

やってはいけないNG行動(理由つき)

  • ドライヤーの熱風を直接当てる。熱で靴底の接着剤が剥がれるリスクがあります。特にソールの接合部を温めて乾燥を急ぐのは避けます。
  • 直射日光に当てる。革は紫外線と熱で乾燥し、ひび割れしやすくなります。濡れた革靴は日陰に置きます。
  • スウェードを濡れたままこする・ブラシを当てる。毛並みを扱う工程は完全乾燥後です。濡れた直後は、ティッシュで押さえて吸水する処置にとどめます。

「明日履きたい」という予定よりも、靴の乾き具合を優先してください。熱で時間を縮めようとせず、湿り気が残るなら陰干しを続けます。

早く乾かすための道具(100均で揃う)

用意したいのはシリカゲル乾燥剤です。ダイソー・セリアでは110円のものが選択肢になります。購入時は価格と用途の表示を確かめてください。

新聞紙が触れた部分の水分を吸うのに対し、シリカゲル乾燥剤は靴の内側の湿気を吸うために使えます。新聞紙より効率よく乾燥を進め、臭いの発生を抑える助けにもなります。ただし、表面に残る水まで任せず、布やティッシュで水気を取ってから入れましょう。

乾燥剤が手元になければ、布・メッシュのスニーカーや革靴には新聞紙を使えます。道具を買うまで処置を待たず、まず水気を取り、素材に合った陰干しを始めてください。

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