革靴の洗い方でボディソープの場合!用意するものも4つと手順5つ!

頻繁に履いている革靴の汚れが目立ってきたときや、革靴の中が湿気て臭くなってしまったとき、洗ってスッキリさせたい!そう思いますよね。

しかし、そもそも革靴を水洗いすることなんてできないのでは?と考える人は多いでしょう。

革靴は自宅で水洗いすることが可能です。しかも、革靴用の洗剤が無くてもボディーソープでさっぱりと洗うことができるのです。

必要な道具も身近にあるものばかりなので誰でも実践することができます。

今回は、ボディーソープでの革靴の洗い方について紹介していきます。

ボディソープでの革靴の洗い方

革靴の水洗い : ヨコハマな日々

革靴専用の洗剤が無くても、ボディーソープとその他の道具を揃え適切な手順で洗っていけば、革靴をキレイに洗い上げることは可能です。

ここでは、ボディーソープで革靴を洗う際に用意するもの・洗い方について説明していきます。

用意するもの

ボディーソープで革靴を洗う場合、用意するものは以下の通りです。

  • ボディーソープ
  • 水 200ml
  • 馬毛ブラシ
  • やわらかいスポンジ
  • タオル

馬毛ブラシは、代用品として古い歯ブラシを使用しても問題ありません。

水200mlはボディーソープと混ぜて洗浄液を作る際に使用します。

タオルはなるべく大きめでやわらかいものを用意しましょう。

ボディーソープを使った革靴の洗い方

では、ボディーソープを使った革靴の洗い方の手順を説明していきます。

  1. ①靴ひもを外し、馬毛ブラシでブラッシングして革靴表面の細かいゴミやほこりをしっかりと取り除いていきます。
  2. ②ボディーソープ3プッシュと水200mlを混ぜた洗浄液を作りスプレーボトルに入れ、革靴表面にたっぷりと吹きかけます。
  3. ③スポンジでやさしく革表面をこすり泡立たせます。力を加えると傷がついてしまう可能性があるので、やさしく擦って表面の汚れを浮かせていきましょう。
  4. ④泡を水ですすぎます。すすぎ残しをしてしまうとシミの原因になってしまうので、しっかりと洗い流しましょう。
  5. ⑤革靴全体の水分を、やわらかいタオルで拭き取っていきます。強い力で拭いてしまうと傷ができやすいので、水分をタオルに吸収させるイメージで優しく拭きます。

革靴の乾かし方

洗い上がった革靴は、必ず風通しの良い場所で陰干ししましょう。

乾かす際は、靴の中に丸めた新聞紙を入れて水分を吸収させます。新聞紙は3時間~1日置きに新しい物に取り換えましょう。

新聞紙が濡れなくなったら今度はシューキーパーに取り換え、しっかり型崩れを防ぎながら更に乾かしていきます。

2~3日程かけて完全に乾かしたあとは、靴クリームを塗り込み靴に栄養を補給して完成です。

革靴を水洗いしたときの乾かし方は特に重要です。しっかり乾かさなければシミやカビの原因となってしまいます。

しっかり乾かそうとして直射日光に当てたりドライヤーの熱風を当ててしまうと、色落ちやひび割れの原因となってしまうので、時間をかけて必ず陰干しで乾かすようにしましょう。

革靴を洗う目安と頻度

革靴を洗うのは半年に1回に留めておきましょう。

頻繁に洗い過ぎると革に含まれる必要な油分まで洗い流されてしまい、傷めてしまう原因となってしまいます。また、型崩れしてしまう可能性もあります。

洗う時期は足に汗をよくかいた夏の終わり頃を目安としましょう。

詳しくは以下の記事で書いています。

革靴の手入れの頻度!革靴の状態や履く頻度や環境によって変わる!
革靴の手入れの頻度や方法、注意点などについて詳しく説明します。革靴の手入れに関する基本的な知識やコツを身につけて、革靴のお手入れを楽しみましょう。革靴の手入れは、革靴の寿命を延ばし、革靴の魅力を引き出すことができます。

靴用洗剤と代用品の主な違い

靴用洗剤には代用品とは違い、革の汚れをしっかりと落として、洗っても革が硬くならない成分が含まれています。

では、靴用洗剤と代用品の主な違いについて説明していきます。

靴用洗剤を使うとワックスや古い油分が落ちやすい

靴用洗剤を使うことで、ワックスや古い油分をしっかりと落とすことができます。

他にも、革に蓄積された汚れや臭い、シミなどもしっかりと洗い流すことが可能です。

ボディーソープなどの代用品では、年月をかけて付着した汚れや油分までしっかり洗い流せるとは考えにくいです。

靴用洗剤には革靴の柔軟性を保つ成分が含まれている

靴用洗剤には革靴の柔軟性を保つ成分が含まれています。

革用洗剤には、革が乾いたあとにも硬くなってしまわない成分がたくさん含まれています。そのため乾かしたあとにクリームで保湿する必要もないのです。

ボディーソープではある程度の汚れは落とせますが、保湿の効果は期待できません。

靴用洗剤が買える場所

靴用洗剤は身近な場所で購入することができます。

靴の販売店・靴修理店はもちろん、ネットショップでも手に入れることが可能です。

種類も様々なものがあるので、失敗したくない・不安があるといった場合は靴の販売店などでプロに相談してから購入するようにしましょう。

ボディーソープで革靴を洗う際の注意点

ボディーソープで革靴を洗う際は、

  • 弱酸性のものを選ぶ
  • 必ず希釈してから使う

上記の点に注意しましょう。

では、詳しく説明していきます。

ボディーソープは弱酸性のものを選ぶ

ボディーソープは弱酸性のものを選ぶようにしましょう。

弱酸性のボディーソープは人間の肌にとても優しいものです。当然革にも強い刺激を与えないので、表面を傷めにくいと考えられますよね。汚れが落ちないのでは?と思ってしまいますが、弱酸性のものでも十分さっぱりと洗うことは可能です。

ボディーソープは必ず希釈してから使う

ボディーソープは必ず希釈してから使いましょう。

いくら弱酸性であっても薄めずにそのまま使ってしまうと革を傷めてしまいます。革靴専用の洗剤には革を保護する成分が含まれていますが、ボディーソープはあくまで体をキレイに洗うものなので注意して使用しましょう。

色落ちのリスクがあることを理解したうえで行う

色落ちのリスクがあることを理解したうえで行ってください。

洗い方や素材によっては色落ちしてしまう可能性があります。

水洗いを行う前に革靴の目立たない部分にボディソープを付けてみて、色落ちしないか試してから行うと良いでしょう。

水洗いできる素材か確認しておく

水洗いできる素材か事前にしっかりと確認しておきましょう。

全ての革靴が水洗いに適しているわけでは無く、耐水性がある素材であることがまず大前提となります。ビジネスシューズなどによく使われる「ガラスレザー」のような丈夫な革靴であれば水洗いは可能です。

ボディーソープで洗えない素材

ボディーソープで洗えない革の素材には以下のものが挙げられます。

  • スエード、ヌバック
  • エナメル
  • ヌメ革

これらの素材はとてもデリケートで、水洗いしてしまうと素材が持つ本来の風合いが失われる可能性があります。

また失敗するとシミ・ムラの原因となってしまうこともあります。

もし汚れてしまって気になるという場合には、靴修理のプロに相談してみるのが良いでしょう。

ただ、くつリネットならスエードも洗ってくれますよ。

くつリネットでスエードの革靴を洗うと、こんなメリットがあります。

  • プロによる洗浄で、汚れやシミをすっきり落とせる
  • 型崩れや色落ちの心配がない
  • 自宅に居ながら簡単に依頼できる
  • 仕上がりは新品同様

スエードの革靴も、くつリネットで丸洗いすれば、いつでも清潔な状態を保てます。

ボディーソープ以外に靴用洗剤の代わりとして使えるアイテム

ボディーソープ以外に靴用洗剤の代用となるものは、洗濯洗剤・固形石鹸・食器用洗剤・重曹…以上のアイテムです。

詳しく紹介していきます。

洗濯用洗剤

洗濯用洗剤も、靴用洗剤の代用品として使用可能です。

洗濯用の洗剤を使用する場合は、中性洗剤を水に薄めて使いましょう。中性洗剤なら洗った時の靴へのダメージを比較的少なくすることができます。水洗いする前に、革靴がシミにならないかしっかりと確認しましょう。

固形石鹸

固形石鹸でも代用は可能です。

大きめのバケツに水を入れ固形石鹸を溶かし、そのバケツの中で革靴を洗っていきます。ボディーソープより汚れは落ちにくいと考えられますが、色落ちの危険性は低くなるでしょう。

小食器用洗剤

食器用洗剤には、革靴の汚れをしっかり落とす効果があります。

中性洗剤であれば、ボディーソープ同様薄めることで使用は可能です。しっかりと泡立てて汚れを浮かしていきます。ただ、やはりシミになる可能性はあるので目立ちにくい部分で試してから行いましょう。

重曹

特に革靴の臭いが気になる場合は重曹で代用すると良いでしょう。

革靴が入る大きさのバケツにぬるま湯を入れ、そこに重曹と洗濯洗剤を1:1の割合で溶かし、その液に革靴を入れて1時間ほどつけおきしておくと臭いの元となる雑菌が消滅し悪臭が無くなります。

革靴の洗い方でボディソープの場合!用意するものも4つと手順5つ!のまとめ

今回は、ボディーソープでの革靴の洗い方について紹介していきました。

ボディーソープを使用して革靴を洗う場合には、ボディーソープ3プッシュと水200mlを混ぜて作った洗浄液を作り、泡立てて汚れを落としていきます。

洗った革靴を乾かす際には、風通しの良い場所で2~3日陰干ししましょう。

革靴を洗う頻度は多くても半年に1回に留めてください。頻繁に洗うと革を傷めてしまいます。

スエードやヌバックの起毛素材などは、ボディーソープで洗うとシミなどの原因となってしまいます。耐水性のある革靴でも色落ちしてしまう可能性はあるので、革靴の目立たない部分で試してから行うようにしてください。

どの家庭にでもあるアイテムで革靴は洗うことができますが、実践する前には必ず革靴の素材の確認と、色落ちチェックを行うようにしましょう。

もし、この記事を読んでも難しいなとか面倒だなと思われた場合はくつリネットを利用するのもありです。また、新調したいなと思ったら思い切って購入するのもありかなと思います。

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