革靴のシワ入れは不要?メリット・デメリットを徹底解説!どちら派?

革靴のシワ入れとは、使用する前の革靴にあらかじめ人工的にシワを入れるプレメンテナンスの一種です。

革靴購入時に必ずシワ入れを行う人もいれば、一度もしたことがないという人もいるでしょう。

シワ入れの目的をよく知らない人は、なぜ新品の靴にわざわざ自らシワをつけるのか?と疑問に思いますよね。

今回は、革靴のシワ入れは不要か?という疑問について解説していきます。

また、革靴のシワ入れの目的と、メリット・デメリットなども紹介していきます。

革靴のシワ入れは不要?

革靴のシワ入れは、必ず行うべきことではありません。

自然にできた履きジワを好み、人工的なシワを入れることに抵抗を感じる人にとっては、シワ入れは不必要なことです。失敗のリスクもあるので絶対にするべきとは言えません。

しかしそれなりのメリットもあるため、革靴を購入したら必ずシワ入れを行うという人は少なくはありません。

革靴のシワ入れの目的

革靴のシワ入れは、革靴に自分の思い通りのシワを入れることを目的として行います。

革靴は履いているうちに必ずシワが入ります。そして、一度入ったシワは変えることができません。

自然に入ってしまったシワは、その靴がもつ「個性」「味」とも捉えられますが、持ち主が納得できないシワが入ってしまうのはショックなことです。そこで、自分が納得できるシワを作るために、新品の革靴に手を加えることがシワ入れの目的となっています。

新品の革靴はネットでも買えます。

革靴のシワ入れのメリット

革靴のシワ入れのメリットには、革靴の見た目が良くなることはもちろんですが、履き心地が良くなるということもあります。

変な所に履きジワが入ることで、歩くたびシワが足にくいこみ違和感や痛みを感じることがあります。しかしシワ入れを行うことで、自分でシワの入る位置を定めることができるので、妙な位置にシワが入ってしまう心配を防ぐことができます。

革靴のシワ入れのデメリット

革靴のシワ入れのデメリットは、靴が足に合っているか分からなくなってしまうことです。

革靴にできたシワの傾向を見ることで、サイズ感が合っていないなどの問題点を見つけることができ、それを元に靴が自分の足にフィットするように対策することができます。しかし、シワ入れをしている革靴では問題点を見つけることが困難で、サイズが合っていないまま履き続けてしまうといったデメリットが発生します。

革靴の良いシワの特徴

「良いシワ」と言われるシワには、以下のような特徴があります。

  • 左右対称
  • 体と平行でまっすぐ
  • 細くて浅い

ここでは、これらの特徴について説明していきます。

左右対称

良いシワの特徴は、左右対称であることです。

人は左右対称の物を美しいと思う傾向があります。片方には綺麗なシワが入っているのにもう片方はシワの入り方が悪いと、どうしてもバランスが悪く見えてしまいます。

体と平行でまっすぐ

体に対して平行でまっすぐなシワも、良いシワと言えるでしょう。

斜めに入ったシワよりも、まっすぐ平行に入ったシワの方が綺麗に見えます。アッパーにデザインの入った革靴であればシワが斜めでもさほど気になりませんが、シンプルなデザインの革靴だと斜めのシワは目立ってしまいます。

細くて浅い

良いシワには細くて浅いという特徴もあります。

良質な革には細くて浅いシワが入り、それでいて余計な場所には一切シワが入りません。細くて浅いシワが入った革靴は、上品で高級な印象を与えることができます。

どんな革靴のシワは良くない?

反対に、「良くないシワ」と言われるシワにはどのような特徴があるのか。それは以下の通りです。

  • 斜めに入っている
  • 割れているように見える
  • 太くて深い

では、詳しく説明していきます。

斜めに入っている

斜めに入っているシワは完全に悪いシワと言えます。

革靴に斜めにシワが入ってしまうのは、足に対して靴が大き過ぎることが原因です。斜めにシワが入ってしまう場合は、インソールを入れてサイズ調整しても対処できないほど足と靴のサイズ感が合っていないと考えられます。

割れているように見える

割れているように見えるシワも、良いシワではありません。

革の品質が悪い場合に、割れたようなシワができやすいです。そのようなシワが深く入ってしまうと靴の耐久性にも影響がでてしまい、最終的にはシワがひび割れへと発展してしまいます。

太くて深い

太くて深いシワも良いシワとは言えません。

太くて深いシワができる革靴も、革の品質に問題があると考えられます。繊維が太い低品質の革では、シワの1本1本が荒くなってしまうのです。また深いシワができるのは、靴のサイズが足より大きいということも原因のひとつです。

革靴のシワを入れる部分

革靴のシワを入れる部分は、靴の甲の部分です。甲は、足の甲に当たる部分で、歩くときに靴が曲がる部分です。

シワを入れる理由は、革靴の表情を作るためと、履き心地を向上させるためです。

革靴のシワ入れの材料と道具

革靴のシワ入れは、ペンを使用して行います。

ボールペン・万年筆など、自分が使いやすい物を使用してください。

革靴のシワ入れの手順

手順は以下の通りです。

  1. ①まず初めに靴クリームを革靴に塗り込み、革を柔らかくしてからシワ入れを行います。
  2. ②片方だけ靴を履きます。厚手の靴下を履くと靴とのフィット感が増し、綺麗にシワを入れることができます。
  3. ③かかとを少し上げシワを入れたい位置にペンを当て、その状態のまま更にかかとを上げます。1本目のシワはつま先に近い位置に入れます。深く入れ過ぎると不自然な仕上がりに見えるので注意しましょう。
  4. ④2本目のシワを③と同じやり方で入れていきます。1本目のシワよりも手前に入れていきましょう。軽くクセづけるだけで、履いているうちにその部分が屈曲しシワが定着します。

コードバンの革靴のシワ入れの手順

コードバンは、馬の臀部の皮をなめした革で、非常に滑らかで光沢があります。コードバンの革靴は、シワ入れを行わない方が良いという意見もありますが、シワ入れを行うことで革の表情が豊かになります。

コードバンの革靴のシワ入れの手順は、基本的には一般的な革靴と同じですが、いくつか注意点があります。

コードバンは、水分に弱いので、シワ入れの前に革に水分を与えることは避けてください。また、シワ入れの後にも水分を与えないでください。コードバンは、柔らかくて薄いので、シワを付ける際に力を入れすぎないように注意してください。ボールペンや細い棒などを当てる際には、軽く押す程度にしてください。

また、シワが付きにくいので、シワを付ける回数や時間を多めにしてください。シワが付いたら、シューキーパーを入れてしっかりと形を整えてください。

スエードの革靴のシワ入れの手順

スエードは、革の裏側を起毛させた革で、毛足が長くて柔らかいのが特徴です。スエードの革靴は、シワ入れを行わない方が良いという意見もありますが、シワ入れを行うことで革の風合いが増します。

スエードの革靴のシワ入れの手順は、基本的には一般的な革靴と同じですが、いくつか注意点があります。

スエードは、水分に弱いので、シワ入れの前に革に水分を与えることは避けてください。また、シワ入れの後にも水分を与えないでください。
スエードは、毛足が長いので、シワを付ける際に毛足を潰さないように注意してください。ボールペンや細い棒などを当てる際には、毛足の方向に沿って動かすようにしてください。

また、シワが付きやすいので、シワを付ける回数や時間を少なめにしてください。シワが付いたら、シューキーパーを入れて形を整えるとともに、スエード用のブラシで毛足を立て直してください。

業者に頼む時の革靴のシワ入れの費用

業者に頼む時の革靴のシワ入れの費用は、業者やサービス内容によって異なりますが、一般的には 2,000円から5,000円 ほどです。

シワ入れは、革靴の見た目や履き心地に影響する重要な作業ですが、自分で行うのが難しいと感じる方や、プロの技術を利用したい方は、業者に依頼することもできます。

業者に依頼する場合の費用は、以下のような要素によって変わります。

  • 業者の種類や評判
  • シワ入れのみか、他のメンテナンスとセットか
  • 革の種類や状態
  • シワ入れの方法や仕上がりの希望

例えば、革靴の専門店や靴磨き店などでは、シワ入れのみで 2,000円から3,000円 、シワ入れとクリーニングや磨きなどのセットで 4,000円から5,000円 ほどの費用がかかることが多いです。

また、革靴の修理店や靴職人などでは、シワ入れのみで 3,000円から4,000円 、シワ入れと修理や補強などのセットで 5,000円以上 ほどの費用がかかることがあります。

革の種類や状態によっても、シワ入れの難易度や時間が変わるため、費用も変わる可能性があります。例えば、コードバンやスエードなどの特殊な革は、シワ入れに注意が必要なので、費用が高くなることがあります。

シワ入れの方法や仕上がりの希望についても、業者によって対応が異なります。一般的には、ペンや細い棒などを使ってシワを入れる方法が多いですが、中には、手で曲げたり、ハンマーで叩いたりする方法もあります。

また、シワの位置や角度、深さや数などの希望についても、事前に業者に相談しておくと良いでしょう。

ここでは、ユアマイスターのシワ入れサービスをおすすめします!

ユアマイスターのシワ入れサービスの特徴

  • 熟練の職人が手作業でシワを入れる
  • お客様の足に合わせた自然なシワ
  • 豊富なシワの種類から選べる
  • 靴の種類や素材に合わせたシワ入れ
  • アフターフォローも充実

シワ入れ例

  • つま先部分に履きジワ
  • 甲部分にシワ
  • かかと部分にシワ

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革靴のシワ入れをする際の注意点

革靴のシワ入れをする際には、焦らず丁寧な作業を心掛けましょう。

また作業前にはプレメンテナンスを行い、靴紐をしっかり結んでおくようにしてください。

ここでは、シワ入れをする際の注意点を詳しく説明していきます。

シワ入れの前にプレメンテナンスを行う

シワ入れの前に、まずプレメンテナンスを行いましょう。

プレメンテナンスとは、新品の革靴を履く前に靴クリームで革に栄養と潤いを与える手入れのことです。新品の革靴は、売れるまでの保管状態などの影響で革が乾燥し硬くなっているので、何もせずにシワ入れを行ってしまうとひび割れを起こしてしまう危険があります。プレメンテナンスでしっかりと革を保湿してから作業を行いましょう。

片足ずつ作業する

シワ入れの際は片方ずつ靴を履いて作業しましょう。

意外ですが、シワ入れは自然に体に力が入ってしまう作業です。両足共履きながら作業すると、片足のシワ入れの際にもう片方の足に力が入り、意図しないシワが誤って入ってしまう場合があります。

靴紐はしっかりと結んでおく

靴紐はしっかりと結んだ状態で作業しましょう。

靴紐を結ばずにかかとを上げることで、靴紐を通す穴が開いた革部分が開いてしまい、意図していない場所にシワが入ってしまう可能性があります。靴紐をしっかりと結んで、歩行時と同じ状態にしてからシワ入れを行いましょう。

何回かにわけて行う

一気にシワを刻もうとせずに、何回かにわけて行いましょう。

シワを入れるときは、ペンを当てたら少しずつかかとを上げ、それを何回か繰り返して1本のシワを作っていきます。一回でシワを入れようとすると、勢いをつけたせいでペンの位置がずれて、思わぬ場所にシワが入ってしまうことがあります。

焦らずに丁寧に作業することを心掛けましょう。

革靴のシワ入れに失敗したときの対処法

シワ入れに失敗してしまった場合は、シューキーパーやスチームアイロンを使ってシワを伸ばすことが可能です。

では、それらを使用した対処法を紹介していきます。

シューキーパーを使う

シューキーパーを使うことで簡単にシワを伸ばせます。

シューキーパーは、革靴の型崩れ防止には欠かせないアイテムで、シワの予防・さらにシワ伸ばしにも効果的です。ある程度深くついたシワでも、シューキーパーを使い伸ばすことが可能です。

靴とサイズがぴったり合うシューキーパーを入れて、革をピンと伸ばして数日間放置しておきましょう。

スチームアイロンを使う

スチームアイロンを使い、シワを伸ばす方法もあります。

革靴にシューキーパーを入れて、湿らせたタオルをシワ部分に被せます。そのタオルの上からスチームでシワを伸ばしていきます。時間をかけ過ぎると革が傷むので、5秒間×3回を目安に行いましょう。終わったらすぐに靴クリームを塗り、革表面をケアしてください。

革靴のシワ入れの歴史や文化

シワ入れの歴史や文化は非常に奥が深いものです。

シワ入れの歴史

シワ入れの歴史は、明確には分かっていませんが、革靴の歴史とともに古くから行われていたと考えられます。

革靴は、古代エジプトやローマなどの文明で発明され、中世ヨーロッパでは貴族や騎士の装飾品として発展しました。また、革靴は、産業革命や世界大戦などの影響で、大衆化や多様化が進みました。特に20世紀に入ると、革靴のデザインや素材、製法などが革新され、現代の革靴の原型ができあがりました。

シワ入れは、革靴の愛好家や職人の間で、革靴の個性や美しさを高めるための技術としても伝承されてきました。特にイギリスやイタリアなどの革靴の名産地では、シワ入れの方法や仕上がりにこだわりを持つ人が多いと言われています。

シワ入れの文化

シワ入れは、革靴の文化の一部として、世界中で行われています。しかし、シワ入れに対する考え方や好みは、国や地域、個人によって異なります。

シワ入れには、「する派」と「しない派」があります。「する派」は、シワ入れをすることで、革靴の見た目や履き心地を向上させると考えます。「しない派」は、シワ入れをしないことで、革靴の自然な風合いやエイジングを楽しむと考えます。

シワ入れは、革靴の愛好家や職人の間で、交流や情報共有のきっかけになることもあります。インターネットやSNSなどを通じて、シワ入れの方法や仕上がりを紹介したり、感想やアドバイスを交換したりする人もいます。

革靴のシワ入れは不要?まとめ

今回は、革靴のシワ入れは不要?という疑問について解説していきました。

革靴のシワ入れは、必ずやるべきことではありません。

自然な履き心地に個性や味を感じる人にとっては不必要な作業ですが、見た目の綺麗さや、自分でシワの位置を決めて履き心地を向上させたいと考える人にとってはメリットがあると言えます。

ペンを使ってシワを入れたい位置に当て、人工的に癖をつけるのがシワ入れの方法です。

シワ入れの作業の前には必ずプレメンテンナンスを行い、革を保湿し柔らかくしましょう。1回で深いシワを作ろうとすると失敗に繋がるので、数回に分けて丁寧にシワをつけることがポイントです。

革靴のシワ入れには賛否両論ありますが、見た目・履き心地に強いこだわりがある人はやってみて損はないでしょう。

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