革靴がひび割れたら捨てるしかない?自分で修理出来るかは程度次第!

革靴は他の素材の靴と比べ値段が高く、できれば長く使いたいアイテム。履けば履くほど自分の足に馴染む特別感も、長く愛用したい理由のひとつですよね。

だからこそ、ひび割れてしまったときはとてもショック。この時点で「もう履けない」と思う人は多いでしょう。

しかし、革靴がひび割れたら捨てる以外の選択肢はないのか?キレイな状態に戻すことができるのならまだまだ履きたいですよね。

今回は、革靴がひび割れたら捨てるしかないのか?その疑問について解説していきます。

また、ひび割れの原因やひび割れの防止方法などについても紹介していきます。

革靴がひび割れたら捨てるしかない?

革靴はひび割れても、手入れすれば捨てないで、またキレイな状態で履くことができます。余程ひどい状態でなければひび割れを自分で補修することは可能です。

特にビジネスシューズとして革靴を履いている場合、ひび割れてしまうと見栄えが悪く、自分自身の印象も悪くなるのでは、と気になりますよね。

「ひび割れが目立ってきたら買い替える時期」そう考えている人は少なくないでしょう。

革靴のひび割れの原因

革靴がひび割れてしまうのはなぜなのか?

その原因として

  • 革の乾燥
  • 手入れ不足
  • 革靴のサイズが大きい
  • 革靴の劣化

以上のことが挙げられます。

では、これらの原因について詳しく説明していきます。

革の乾燥

革靴のひび割れの原因のひとつに、革が乾燥しているということが挙げられます。

革に含まれる油分が失われると乾燥してしまい、ひび割れが起きます。人間の肌と同じで、革も潤いが無くなることで強いダメージを受けてしまうのです。乾燥は日焼け・保管環境の悪さによって起こるので、十分に気をつけることが必要です。

手入れ不足

手入れ不足も革靴のひび割れの原因となってしまいます。

革靴は天然素材なので、他の素材の靴とは違い定期的に手入れをする必要があります。いくら傷つかないように大切に履いていても、手入れができていないとひび割れはどんどん起こってしまいます。

自分でできる日々のケアは怠らないようにしなくてはいけないのです。

革靴のサイズが大きい

革靴のサイズが大きいと、ひび割れが起こりやすくなります。

革靴のサイズが大きいと、履いているときに深くシワが入ってしまうことが原因でひび割れが起こりやすくなってしまいます。革靴を選ぶ際には、自分の足に合ったサイズを購入するようにしましょう。ひび割れの対策にも良いですが、履き心地や歩きやすさの面でもサイズ感は重要です。

革靴の劣化

革靴が劣化することも、ひび割れの原因です。

毎日のように履いていればもちろん劣化するのは当然ですが、革靴の場合は時々しか履かないからと大切に保管していたとしても劣化していきます。また、単純に購入してから何十年も経っているなどの場合には、手入れをしていてもひび割れが起きてしまうことがあります。

革靴のひび割れとシワの見分け方

シワは革靴の圧力がかかる部分にできる折り目で、ひび割れは傷のような亀裂ができてしまう状態を言います。

シワは、足の指の付け根周辺など、履いていて曲がる部分に圧力が掛かってできます。履いていれば必ずできるものですが、日頃から手入れをしておけば修復は可能です。

ひび割れは、革靴の表面に細かい傷のような亀裂ができてしまう状態を言います。シワとは違い、ひどいものであれば修復ができなくなってしまう場合もあります。

また、履きジワを放置しているとひび割れの原因となってしまいますので、日頃からしっかりと対策をしておきましょう。

革靴のひび割れの修理方法

革靴のひび割れの補修は、状態によって方法が異なります。軽度のひび割れにはクリームを使用します。中程度のひび割れには、パテを使用す。重度のひび割れは、自力での修復はできません。

ここでは、ひび割れの状態が軽度・中程度・重度である場合の、段階別の補修方法について紹介していきます。

革靴の軽度のひび割れ

革靴の軽度のひび割れにはクリームを使用しましょう。

革の表面に薄く細かく傷が入っている状態であれば、まだ軽度のひび割れと言えます。この場合は、クリームを塗るだけでひび割れが分からなくなる場合がほとんどです。しかし、この軽度のひび割れを放置すると確実にもっとひどい状態になってしまいます。しっかりとクリームで水分・油分を補い保湿してあげましょう。

革靴の中程度のひび割れ

革靴の中程度のひび割れには、パテを使用します。

クリームでは補修できない状態のひび割れであれば、パテを使い傷部分を埋めていく作業を行いましょう。色付きのパテで、絵具のようにひび割れ部分を補正することでひび割れが目立たなくなります。

革靴の重度のひび割れ

革靴の重度のひび割れは、自力での修復はできません。

革が裂けてしまいそうなほどひび割れが重度になると、ひび割れの上に新しい革を貼るという修理しか方法はありません。ここまでくると、自力での補正は不可能です。靴の修理専門店へ相談してみる必要があります。

そんな時は、革靴をユアマイスターの修理サービスで蘇らせることができます!

ユアマイスターの修理サービスの特徴

  • 豊富な経験を持つ職人が修理
  • 無料見積もり
  • 全国対応
  • 靴の種類や素材に合わせた修理
  • アフターフォローも充実

ユアマイスターで修理できるひび割れ

  • 深いひび割れ
  • 広範囲に及ぶひび割れ
  • 複雑な形状のひび割れ
  • 色褪せや汚れを伴うひび割れ

修理例

  • ひび割れの補修
  • 色補修
  • 染め直し
  • 部分交換
  • クリーニング

諦める前に、ユアマイスターに相談してみましょう!

革靴のひび割れを補修する際の注意点

革靴のひび割れを補修する際の注意点 革靴のひび割れを自分で補修する場合

革靴をきれいにする、補修用のクリームや接着剤を選ぶ、補修後に革靴を乾かす、という3つのポイントに注意する必要があります。

これらの注意点を守れば、革靴のひび割れを効果的に修復できます。

それぞれ詳しく解説します。

補修前に革靴をきれいにする

革靴のひび割れを補修する際の注意点としては、補修前には、革靴の表面の汚れやホコリを取り除くことが重要です。

汚れが残っていると、補修用のクリームや接着剤が革にしっかりと密着せず、ひび割れが再発する可能性があります。革靴をきれいにするには、柔らかい布やブラシで優しく拭くか、専用のクリーナーを使うと良いでしょう。

補修用のクリームや接着剤を選ぶ

革靴のひび割れを補修する際の注意点は、補修用のクリームや接着剤は、革靴の色や素材に合わせて選ぶことが大切です。

色が合わないと、ひび割れの部分が目立ってしまいます。素材が合わないと革にダメージを与えたり、補修がうまくいかなかったりします。革靴のひび割れの補修には革製品用のクリームや接着剤を使用することをおすすめします。

補修後に革靴を乾かす

革靴のひび割れを補修する際の注意点は補修後に、革靴を十分に乾かすことが必要です。

乾かさないと、クリームや接着剤が固まらず、ひび割れが元に戻ってしまう恐れがあります。革靴を乾かすには、直射日光や暖房器具を避けて、風通しの良い場所に置くと良いでしょう。乾燥には数時間から数日かかる場合がありますので、気長に待ちましょう。

革靴のひび割れは保証対象になる?

革靴のひび割れは、購入した靴のメーカーや販売店によって保証の内容や期間が異なります。

一般的には、革靴のひび割れは、製品の欠陥や不良によるものでなく、使用者の手入れ不足や乾燥などによるものとみなされることが多いため、保証対象外となる場合がほとんどです。

修理専門ひび割れを修理専門店に依頼した場合の修理料金

革靴のひび割れを修理店にひび割れの手入れを依頼した場合の料金相場は、2,000円~9,000円程です。ひび割れが深刻化し特殊な修理が必要な場合には、更に料金が掛かります。

手入れを自分でするのが苦手であったり、忙しくてつい放置してしまうといった場合には、定期的にプロにお任せすると良いでしょう。

手入れを怠った結果、高価な革靴をすぐに買い換えてしまうことになるのであれば、時々お金を払って手入れしてもらう方が金銭的にも良いと考えられますよね。

革靴のひび割れを防ぐ方法

革靴のひび割れを防ぐためには、日頃から適切なケアをしておくことがポイントです。具体的には革靴の手入れを定期的に行うこと、クリームを塗り過ぎない、革靴をシューキーパーに入れるなどです。

詳しく説明します。

定期的に手入れを行う

革靴の手入れを定期的に行うようにしましょう。

革靴は定期的にクリームで手入れをしないと、確実に乾燥してひび割れを起こしてしまいます。クリームは靴に塗ることで水分・油分を補うことができる、乾燥対策の必須アイテムなのです。

最低でも月1回はクリームを使った手入れを行うようにしましょう。

また、革靴の表面がカサつく・白っぽいという状態は乾燥のサインです。その際にも、クリームで保湿してください。

革靴の手入れの頻度!革靴の状態や履く頻度や環境によって変わる!
革靴の手入れの頻度や方法、注意点などについて詳しく説明します。革靴の手入れに関する基本的な知識やコツを身につけて、革靴のお手入れを楽しみましょう。革靴の手入れは、革靴の寿命を延ばし、革靴の魅力を引き出すことができます。

クリームを塗りすぎない

良かれと思ってクリームを塗り過ぎてしまうことは革靴のひび割れの原因となってしまいます。クリームの成分は水分と油分。過剰に塗ってしまうと、多量の油分で起こる酸化によって、ひび割れを起こしやすくなってしまいます。たくさん塗れば良いというわけでは無いので、一度にたくさん塗る・毎日塗るというのは止めておきましょう。

革靴のシューキーパーを使う

履いていない時はきちんと革靴のシューキーパーを入れておきましょう。シワはひび割れの大きな原因です。革靴に合ったサイズのシューキーパーを入れ、しっかりとシワを伸ばしておきましょう。

シューキーパーを使わずに放置していると、履いているときにできたシワは確実に深くなります。長期間の保存時だけでなく、履かない時は常に使用するようにしましょう。

革靴のひび割れは防水スプレーで防げる?

革靴のひび割れは防水スプレーで防げるのですが、完全に防ぐことはできません。

防水スプレーは革靴の表面に撥水層を作ることで、水や汚れをはじく効果がありますが、革靴の内部に水分が入り込むことは防げません。また、防水スプレーの効果は時間とともに低下するので、定期的に使用する必要があります。補助的に考えて下さい。

革靴の寿命を延ばす方法

革靴の寿命を延ばす方法は、適切なサイズを選ぶ、歩き方に気を付ける、定期的にメンテナンスする、という3つのポイントがあります。

これらの方法を実践すれば、革靴のひび割れや劣化を防ぎ、長く履き続けることができます。

適切なサイズを選ぶ

革靴の寿命を延ばす方法は、革靴を購入するときは、自分の足に合ったサイズを選ぶことです。

サイズが小さすぎると、革靴が足に食い込んでしまい、革に亀裂が入りやすくなります。サイズが大きすぎると、革靴が足にぶかぶかになってしまい、革にシワが寄りやすくなります。革靴のサイズは、足の幅や甲の高さなども考慮して、試着しましょう。

歩き方に気を付ける

革靴の寿命を延ばす方法は、革靴を履くときは、歩き方に気を付けることが重要です。

歩き方が悪いと、革靴に無理な負荷がかかり、革にダメージを与える可能性があります。

以下のことに注意しましょう。

  • 足の指先ではなく、かかとから着地する
  • 足の裏全体を使って歩く
  • 足の外側に体重をかけすぎない
  • 歩幅を広げすぎない
  • 革靴に合わせた靴下を履く

定期的にメンテナンスする

革靴を長持ちさせるためには、定期的にメンテナンスすることが必要です。

  • 革靴を履いた後は、布やブラシで汚れを落とす
  • 革靴に水分が付いた場合は乾いた布で拭き取る
  • 革靴にクリームやワックスを塗って革に栄養を与える
  • 革靴にシューキーパーを入れて形を整える
  • 革靴を風通しの良い場所に保管する
革靴の新品の手入れ方法!必要な道具と手順を解説!コツや注意点も!
革靴を長持ちさせるには、手入れ方法を覚えましょう。この記事では、道具や手順、コツ、注意点、頻度などを紹介します。革靴を履く前にすることや、手入れの理由も解説します。革靴の美しさを保つために、参考にしてください。

革靴がひび割れたら捨てるしかない?のまとめ

革靴はひび割れても捨てる必要はありません。なぜなら、ひび割れは補修することができるからです。

そもそもひび割れはなぜ起きる原因は、乾燥・手入れ不足・サイズが大きい・劣化している、このようなことが挙げられます。

ひび割れとシワの見分け方は

  • シワ…折り目のようなもの
  • ひび割れ…亀裂・細かい傷のようなもの

この違いを基準に、どちらなのか判断しましょう。

中程度までのひび割れの状態であれば、自分で補修することも可能ですが、あまりにもひどい場合は専門の方に相談する必要があります。

ひび割れができてしまわないように、定期的にクリームを塗って乾燥対策をしておきましょう。履いていない時にはシューキーパーを入れてシワ伸ばしも忘れずに。

革靴は高価な物。すぐにダメになってしまうのは悲しいですよね。何もしなければ確実に劣化する一方なので、長持ちさせるためには定期的なお手入れを必ず行うようにしましょう。

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