スポーツブランドの中でも高級感と履き心地を合わせ持つ、世界の人気ブランドのニューバランス。
フリマサイトでも人気が高いスニーカーです。
欲しかったニューバランスのスニーカーを、少しでも安く手に入れたいと思うものですが、購入して届いたスニーカーが偽物の可能性もゼロではありません。
そんな偽物が当たり前のように流通するのは、決して許してはいけないのです。
しかし、よくできた偽物は見分けるのが困難であるのも事実。
偽物の特徴や見分け方をお伝えすることで、偽物の購入者が少しでも少なくなればと考える今日この頃です。
また、縫い目以外の見分け方や偽物の返品、購入時の注意点などを紹介しています。
ぜひ参考にし、お気に入りのニューバランスのスニーカーを見つけてくださいね。
ニューバランスの偽物は縫い目で分かる
ニューバランスの偽物は、縫い目が雑で粗いため、縫い目で偽物だと判断できる場合があります。
スニーカーの真贋を見極めたいときは、縫い目は必ず確認しておきましょう。
縫い方やステッチの位置など、本物と見比べると違いは一目瞭然。
明らかに雑に縫製しているのがわかりますね。
余分な糸がはみ出していたり、同じ個所を何度か縫い返していたりと雑な縫い方が目立つ場合は、偽物の可能性が高まります。
後ろのヒール部分も見分けやすい箇所なのでしっかり見ておきましょう。
ニューバランスのロゴの「N」が、ボンドなどで貼っているだけの粗悪品もあるそうなので気をつけてくださいね。
正規品と並べると分かりますが、偽物を単体で見た場合や写真で見ただけでは、なかなか見分けるのが難しいと思います。
しかし、よく見ると正規品には見られないような雑過ぎるものが平気で販売されているのです。
素人でもわかるようなレベルの粗い縫い目もあるので酷いものですね。
少しでも縫い目を見て違和感を感じたら偽物の可能性があると言えるため購入しない方が無難です。
その他のニューバランスの偽物の縫い目の特徴は?
その他のニューバランスの偽物の縫い目の特徴は、4つあります。
- 縫い目の色が違う
- 縫い目の間隔が不揃い
- 縫い目の糸がほつれている
- 接着剤がはみ出ている
これらの偽物を見分けることで、偽物を避けることができます。
詳しく解説していきます。
縫い目の色が違う
その他のニューバランスの偽物の縫い目の特徴は、縫い目の色が違うことです。
本物のニューバランスの縫い目は、靴の色と同じか、それに近い色です。しかし、偽物の縫い目は、靴の色と明らかに異なる色であることが多いです。例えば、白い靴に赤い縫い目や、黒い靴に青い縫い目などです。
縫い目の間隔が不揃い
その他のニューバランスの偽物の縫い目の特徴は、縫い目の間隔が不揃いなことです。
本物のニューバランスの縫い目は、均一できれいな間隔で縫われています。しかし、偽物の縫い目は、間隔がバラバラで、ゆがんでいたり、飛んでいたりすることがあります。これは、偽物の製造工程が雑であることを示しています。
縫い目の糸がほつれている
その他のニューバランスの偽物の縫い目の特徴は、縫い目の糸がほつれていることです。
本物のニューバランスの縫い目は、丈夫でしっかりと縫われています。しかし、偽物の縫い目は、糸が細くて弱く、ほつれやすいです。特に、靴の履き口やかかとの部分など、摩擦が多い部分でほつれが見られることがあります。
接着剤がはみ出ている
その他のニューバランスの偽物の縫い目の特徴は、接着剤がはみ出ていることです。
本物のニューバランスの縫い目は、接着剤を使わずに縫われています。しかし、偽物の縫い目は、接着剤を使って補強していることがあります。その際、接着剤が縫い目からはみ出して、靴の表面に付着していることがあります。
ニューバランスの偽物を見分けるそのほかのポイントは?
ニューバランスの偽物を見分けるその他のポイントは、いくつかありますので紹介します。
- 型番を検索する
- タグを確認する
- 素材を確認する
改めて正規品と偽物を比べてみると、正規品がいかに丁寧に作られているかがよく分かりますね。
騙されないためにもしっかりと確認しておきましょう。
型番を検索する
ニューバランスのスニーカーを購入する際は、必ず型番を検索しておきましょう。
ニューバランスから販売されている商品は、検索すると必ず出てきます。
商品の型番を検索して出てこない場合は、そういった商品は販売されていない可能性が高く注意が必要です。
型番を検索して定価やスニーカーの正式な情報を確認しておき、本物の金額よりも明らかに低価格である場合は、偽物の確率が高いため注意してください。
購入しようとする商品が、「本当に存在するのか」「定価はいくらなのか」「素材の種類」など確認しておくと安心ですよ
タグを確認する
ニューバランスのタグは必ず確認しておきましょう。
ニューバランスジャパンの認定商品にのみに「赤いタグ」が全てのスニーカーに付いています。
アメリカ製の正規品は、グレーベースに星条旗が特徴。
そして、この赤い商品タグは、新品の場合はシューレースホール(紐穴)に付いています。
新品なのに商品タグが他の場所に付いている商品も気を付けてください。
また、ニューバランスの箱やスニーカー本体には、「Made in~」といった表示がありますよね。
ニューバランスのスニーカーは、「アメリカ製」「イギリス製」「アジア製」の3つがあります。
アメリカ製とイギリス製は、主にハンドメイドに力を入れているため高価なのが特徴です。
「Made in CHINA(中国)」や「Made in VIETNAM(ベトナム)」などのアジア製は、大量生産で作られており安価で購入することができます。
主な製造国は以下です。
- Made in CHINA(中国)
- Made in VIETNAM(ベトナム)
- Made in USA(アメリカ)
- Made in UK(イギリス)
中には、アメリカのみで製造されているシリーズもありますが、それ以外の国が記載されている場合は気をつけてください。
また、購入したい型番が「いつから製造されているのか」「現在も製造しているのか」なども購入前に調べておくと安心です。
タグにブラックライトをあてると、黄色や赤など2色以上のニューバランスのロゴが現れます。
ブラックライトは百均で購入可能なので、ぜひ調べておきましょう。
素材を確認する
ニューバランスの偽物を見分けるには、しっかり素材を確認しましょう。
ニューバランスのスニーカーが主に使用している素材は、スウェードなどの天然皮革とメッシュなどの合成繊維、ソールはゴムで出来ています。
オールスウェードの製品はありますが、オールメッシュなどの製品はありません。
偽物は、生地などがチープでへたれやすいものが多く出回っています。
スウェード部分が明らかに安っぽい生地を使用していたり、スウェードの代わりにメッシュを使用している場合は偽物の可能性が高いですね。
しかし最近の偽物は、スウェードの質も良くかなり精巧になってきていますが、正規品と比べると偽物は明らかに素材がチープで深みがないと言えます。
分かりやすく目立つ部分なので、素材はしっかりと確認しておきましょう。
インソールの印刷の粗さ
ニューバランスの偽物を見分けるポイントはインソールの印刷の粗さです。
本物のニューバランスのインソールは、文字やロゴの印刷が精密で、綺麗に刻まれています。一方で、偽物の場合、印刷が荒く、文字やロゴがぼやけたり歪んでいたりすることがあります。
シューボックスの作り
ニューバランスの偽物を見分ける際には、シューボックスの作りも重要です。
本物のニューバランスのシューボックスは、丁寧に作られた丈夫な素材であり、角や接着部分がしっかりと密着しています。また、ロゴやラベルの印刷も鮮明でクリアです。偽物の場合、素材や作りが安っぽく、角が甘く、接着部分が弱かったり、印刷が粗雑であったりします。
本物の縫い目の特徴
本物の縫い目の特徴は、大きく分けて3つあります。
- 縫い目が均一で歪みがない
- 糸処理が丁寧で飛び出ていない
- 接着剤のはみ出しがない
これらの特徴を確認することで、本物を見分けることができます。
詳しく解説していきます。
縫い目が均一で歪みがない
本物の縫い目の特徴は、均一で歪みがないことです。
本物のニューバランスの縫い目は、一定の間隔でまっすぐに縫われています。しかし、偽物の縫い目は、間隔が不揃いで、曲がったり、ずれたりしていることがあります。これは、偽物の製造技術が低いことを示しています。
糸処理が丁寧で飛び出ていない
本物の縫い目の特徴は、糸処理が丁寧で飛び出ていないことです。
本物のニューバランスの縫い目は、糸の端をきちんと処理しています。しかし、偽物の縫い目は、糸の端が飛び出していたり、ほつれていたりすることがあります。これは、偽物の品質管理が悪いことを示しています。
接着剤のはみ出しがない
本物の縫い目の特徴は、接着剤のはみ出しがないことです。
本物のニューバランスの縫い目は、糸だけで縫われています。しかし、偽物の縫い目は、糸だけでは弱いので、接着剤を使って補強していることがあります。その際、接着剤が縫い目からはみ出して、靴の表面に付着していることがあります。これは、偽物の素材の劣化を示しています。
ニューバランスの偽物を買わないために
ニューバランスの偽物を買わないために注意しておきたい3つのことを紹介します。
本物のように販売されているため、どんなに気を付けていても注意しても出会ってしまう偽物ですが、最低限の注意点に気を付けるだけでかなり防げるようになります。
それでは、偽物を購入しないようにする注意点を見ていきましょう。
安すぎるものは疑う
ニューバランスのスニーカーが、定価より安すぎるものは疑うようにしてください。
ニューバランスのスニーカーは人気があるため、フリマサイトでも価格が高く設定されている傾向があり、半額近く値引きされることはまずありません。
新品、未使用のものやアメリカ製・イギリス製は、高額で取り引きされるため、これらが安くなっている場合は偽物を疑った方がいいですね。
ニューバランスは、中古であっても他のスポーツブランドよりも相場は高い傾向にあります。
購入したいモデルの定価よりも明らかに低い価格、またはアジア製なのにアメリカ製のような高い価格設定は買わない方が無難です。
ネット上の写真だけで信用しない
偽物を買わないようにするためには、ネット上の写真だけで信用しないことです。
ネット上では、写真を含めあらゆる操作が可能なため、商品説明の写真が本物かどうかを確認することができません。
商品説明の写真と届いた商品が全く違う場合も。
偽物を販売する個人や業者は、在庫を持たずお金儲けのためにサイトを利用する場合が多く問題にもなっています。
在庫を持たない業者から購入すると、偽ブランドサイトから粗悪品が届くことになり、写真と全然違う靴だったなどの被害を受けることもあるのです。
実物の写真だとしても、見ただけでは偽物を判断するのは難しく、ネットの写真を100%信用するのは危険だと言えます。
フリマサイトは出品者情報もチェックする
ニューバランスの偽物を買わないために、フリマサイトの出品者情報もチェックすることをおすすめします。
個人が新品を安く大量に販売するのもおかしな話ですね。
偽物出品者の特徴は以下です。
- 商品状態が新品または未使用に近い
- 出品者の評価が0。または、5以下
- 発送日の目安は支払い後4~7日
- 出品一覧を見るとブランド品のみ
フリマサイトの受取評価は、本物か偽物かはっきりしないうちは評価をしないことがとても重要です。
フリマサイトの仕組み上、評価が確認されてから相手側に支払いが行われます。
評価する前に購入品の真贋を必ず確認しておきましょう。
出品されている商品の値段が安すぎるなど偽物の可能性が疑われる点はないか確認し、出品者の評価を見るなどして、少しでも不審な点があれば購入を急がず慎重に検討するよう心がけてください。
ニューバランスの偽物は返品できる?
ニューバランスの偽物は返品できるのか気になるところです。
まずは、偽物だと分かれば取引キャンセルや返品について出品者と十分に話し合いましょう。
フリマサイトでの取引は個人間取引であり、トラブルが起こった場合でも利用者同士で解決するよう求められることが一般的です。
悪質な業者が相手の場合、音信不通になるケースもあります。
解決しない場合は、フリマサイト運営事業者に事情を伝えて調査等の協力を得られないか確認しましょう。
フリマサイト運営事業者が対応してくれない場合は、取引に関する記録等を用意して最寄りの消費生活センターに相談することをおすすめします。
確実にニューバランスの本物を買うには?
確実にニューバランスの本物を買うには以下のショップで購入することをおすすめします。
- ニューバランス正規店
- ニューバランス公式サイト
- ニューバランス公式アウトレット
- ニューバランス ZOZOTOWN ストア
- アウトレットモール
- ニューバランスAmazon公式サイト
アトモスやABCマートも安全な店舗です。
それでは、確実にニューバランスの本物を買うのにおすすめのニューバランス公式サイトとAmazonを見ていきましょう。
ニューバランスの公式サイトを利用する
一番信用が高いのは、ニューバランス正規店やニューバランスジャパンの公式サイトを利用することです。
また、ニューバランス公式サイトでは、アウトレットも取り扱っており、かなり安く正規品が購入できます。
ニューバランスの直営店では、シューフィッターがいるお店が多くあり、サイズの測定からアドバイスなどが貰え安心できますよ。
Amazonの直接販売品を購入する
ニューバランスはAmazonで直接販売されているため、Amazonの直接販売品を購入することも安全に購入することができるためおすすめです。
限定カラーもあり、普段からAmazonを利用している方は馴染みやすく購入がしやすいのではないでしょうか。
万が一偽物が届いた際は、「Amazonマーケットプレイス保証」ですぐに返品や返金に対応してもらえるのがAmazonの特徴です。
Amazonには返品ボタンやカスタマーサービスもあり、トラブル時に購入者を守るシステムがあるので安心ですね。
ニューバランスの直接販売なので心配ないとは思いますが、万が一のトラブルの対応がスムーズなAmazonはおすすめします。
まとめ
スニーカーの真贋を見極めたいときは、縫い目は必ず確認しておきましょう。
偽物を見分けるポイントは以下です。
- 雑過ぎる縫製に気を付ける
- 型番を検索する
- 明らかに安っぽい素材
- 製造国やタグを確認する
- 安すぎる価格のものは疑う
- ネットの写真だけを信用しない
- フリマサイトは出品者情報もチェックする
- ニューバランス公式サイトが確実
- Amazonの直接販売品を購入する
フリマサイトなどに出回っている偽物は、偽物と判断するのは難しく、総合的に見て判断しないとわからないほど精巧にできています。
本物と並べて比べると分かるのですが、偽物単体だけ見るとわかりにくいのが特徴です。
ニューバランス公式サイトやAmazonなど、信用できるところで購入しましょう。
偽物を取り扱う個人や業者がいなくなることを願いますが、まずは自分自身で守る対策が必要になります。
縫い目やタグなどの確認はもちろんですが、本物を見極める目と安全なショップでの購入は必須です。
万が一偽物だと判断された場合には、偽物サイトや業者を許さないためにも、「消費者センター」もしくは「警察」に届け出をすることをおすすめします。
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