長靴は雨や雪の日にとても役立つアイテムですが、中まで濡れてしまうとなかなか乾かず困ってしまうこともあります。
連日雨が続く梅雨時期などには、明日も履けるようにできればその日中に乾かしておきたいですよね。
また、長靴を乾かすときの注意点・乾かす前の洗い方なども紹介していきますので、適切な方法で濡れた長靴をキレイにしっかりと乾かしていきましょう。
長靴の乾かし方!少しでも早く乾かすための8つの方法
濡れた長靴を少しでも早く乾かすためには、以下の8つの方法が効果的です。
- 新聞紙を詰める
- ドライヤーをあてる
- 扇風機の前に置いておく
- 布団乾燥機を使う
- 使い捨てカイロを入れておく
- 長靴の中に砂を入れて乾かす方法
- 長靴の中に米を入れて乾かす方法
- 長靴の中にティッシュを入れて乾かす方法
ここでは、以上の方法について詳しく説明していきます。
新聞紙を詰める
長靴を早く乾かすためには、まず新聞紙を詰めてあらかたの水分を取り除きましょう。
新聞紙には水分や湿気を吸い取る特性があります。丸めた新聞紙を長靴の中に詰め込み、水分を吸収して湿ってきたら取り出して、また新たに新聞紙を詰め込む…この作業を繰り返すうち、あらかたの水分を取り除くことができます。
乾きにくいつま先のほうまで、しっかりと詰め込むことがポイントです。また、新聞紙がない場合にはキッチンペーパーでの代用が可能です。以後紹介するアイテムを用いて乾燥させる前に、まず新聞紙で水分を吸収しておけば、より早く長靴を乾かすことができます。
ドライヤーをあてる
ドライヤーをあてることで、短時間で長靴を乾燥させることができます。
温風を使用することで早く乾かすことはできますが、長靴の変形・変色などを起こしてしまう危険性があります。ドライヤーと長靴の距離を離し、靴の状態をしっかりチェックしながら行いましょう。冷風なら問題ありません。
扇風機の前に置いておく
濡れた長靴を扇風機の前に置いておくのも効果的です。
扇風機で長靴を乾かす際には、まっすぐ床に置かずに、長靴の履き口を上向きにし、かかとを斜め45度に傾けて床に置くようにしましょう。かかとを軸に斜めにして置くことで、つま先の水分が逃げやすくなり、長靴の内部までしっかりと乾燥させることができます。風の強さは弱風で十分です。
布団乾燥機を使う
布団乾燥機を使用することで素早く長靴を乾かすことができます。
布団乾燥機のホースを長靴に差し込み可動し放置しておくだけでどんなに長靴がびしょ濡れでもその日のうちには乾かすことができます。中敷きを外して長靴の中に立て掛けてからホースを差し込みましょう。そうすることで長靴内部・中敷き共にしっかりと乾燥させることができます。
使い捨てカイロを入れておく
使い捨てカイロを長靴に入れておくだけで、手間をかけずに乾燥させることができます。
カイロの発熱作用を利用することで、長靴に付着した水分を蒸発・乾燥させることが可能です。片足に一個ずつ、普通サイズのカイロを入れ放置しておけば、早ければ6時間程で乾きます。熱を持っているので、念のため時々長靴の状態を確認しながら行いましょう。
長靴の中に砂を入れて乾かす方法
長靴の中に砂を入れて乾かすと、砂が水分を吸収してくれます。
砂は乾いたものを使ってください。この方法は、長靴の内部までしっかりと乾燥させることができます。砂は細かいものよりも粗いもの、砂は長靴の中に均等に、砂は長靴が乾いたらすぐに取り出すなどが注意点です。砂は乾いたら再利用できますが、汚れている場合は捨ててください。
長靴の中に米を入れて乾かす方法
長靴の中に米を入れて乾かすと、米が水分を吸収してくれます。
米は生のものを使ってください。この方法は、長靴の内部がカビやニオイの原因にならないようにするのに効果的です。米は長靴の中に均等に散らしてください。米は長靴が乾いたらすぐに取り出してください。米は乾いたら再利用できますが、汚れている場合は捨ててください。
長靴の中にティッシュを入れて乾かす方法
長靴の中にティッシュを入れて乾かすと、ティッシュが水分を吸収してくれます。
ティッシュは柔らかいものを使ってください。この方法は、長靴の内部を傷つけずに乾燥させることができます。この方法は、ティッシュは長靴の中に均等に散らす、ティッシュは長靴が乾いたらすぐに取り出す、再利用しないなどがポイントです。
長靴を屋外で乾かす時の注意点は?
長靴を屋外で乾かす時の注意点は、直射日光や高温にさらさないことです。長靴の色があせたり、ゴムが劣化したりする可能性があります。風通しの良い日陰で乾かしましょう。
- 長靴の中に水が溜まっている場合は、先に水を捨ててから乾かします。水が残っていると、カビやニオイの原因になります。
- 長靴の中に新聞紙やキッチンペーパーを詰めると、水分を吸収してくれます。定期的に交換すると、より早く乾かすことができます。
- 長靴の口を広げて、風が通りやすくします。長靴の口を閉じたままだと、乾きにくくなります。
- 長靴の形が崩れないように、ペットボトルや瓶などを入れて支えると良いです。ペットボトルには水を入れて重さを調整します。
長靴の乾かし方は季節によって変わる
長靴の乾かし方は季節によって変わります。
夏場は自然乾燥で十分ですが、梅雨や冬は湿気が多く乾きにくいので、水分を吸収するものや熱や風を利用する方法がおすすめです。
直射日光や高温にさらすと長靴が傷むので注意しましょう。
長靴の乾かし方はサイズによって変わる
長靴の乾かし方はサイズによって変わります。
小さいサイズの長靴は紙を詰めて乾かすと型崩れしやすいので、ペットボトルや瓶などを入れて支えると良いです。大きいサイズの長靴は紙だけでは水分を吸いきれないので、カイロや乾燥剤などを併用すると効果的です。
長靴の乾かし方と素材の関係
長靴の乾かし方と素材の関係は、長靴の種類や素材によって異なります。
ゴム製の長靴は熱に弱いので、直射日光やドライヤーの温風は避けて陰干ししましょう。
革製の長靴は雨の不純物でシミになることがあるので、水道水で洗ってから乾かすと良いです。乾燥後に靴クリームなどでケアすると長持ちします。
長靴を乾かすときの注意点
長靴を乾かすときは、直射日光にあたらないように置くことと、ストーブの使用は控えておきましょう。
ここでは、その2つの注意点について解説していきます。
直射日光にあてないように置く
長靴を乾かすときは、直射日光にあてないように置き場所には注意しましょう。
早く完全に乾かすためには、太陽の光に当てると良いと考える方も少なくはないでしょう。しかし、直射日光に当てることでひび割れや変形・変色を起こしてしまう場合があります。
自然乾燥させる際は必ず風通しの良い陰干しに置いておきましょう。
ストーブの前で乾かすとゴムを痛める可能性も
ストーブの前で乾かすと、ゴムを傷めてしまう可能性があります。
ゴム製品は熱に弱く、ストーブに近づけすぎると痛めて変形したり、接着面が剥がれてしまう恐れがあります。また火事を起こしてしまう危険もあるので、できればストーブの使用は控えたほうが良いでしょう。
長靴が濡れたのならついでに洗ってから乾かそう
濡れた長靴を乾かす前に、まずは洗ってから乾かすようにしましょう。
ここでは、以下の洗い方とポイントについて順に解説していきます。
- 泥などの汚れは水洗い
- ニオイが気になる場合はつけ置き洗い
- タワシやブラシを使用しない
泥などの汚れは水で洗い流す
泥などの汚れは、乾燥させる前に水で洗い流しましょう。
泥などの汚れは一度乾くと生地に定着してしまい取れにくくなります。付着してすぐなら簡単に取り除くことができるので、乾燥させる前に必ず綺麗にしておきましょう。長靴表面の泥汚れを水道水で洗い流し、ついでに靴底の汚れもいらない歯ブラシを使用して取り除いておきましょう。
ニオイが気になるなら浸け置きしてみても
ニオイが気になる場合は、つけ置き洗いをしてみましょう。
つけ置き洗いをすることで、長靴の内側に付着した雑菌を取り除くことが可能です。
洗い方の手順は以下の通りです。
- 長靴が入るサイズのビニール袋に、酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)とぬるま湯を入れ、洗剤液を作ります。
- 洗剤液を作ったビニール袋に長靴を入れ、長靴全体をしっかりと液に浸し、ビニール袋の口を結びます。
- 30分放置したら長靴を取り出し、しっかりと乾燥させたら完成です。
タワシやブラシで洗うのはNG!
タワシやブラシで洗うのはやめておきましょう。
長靴は天然ゴムや塩化ビニールなどのとても柔らかい素材でできているため、タワシやブラシなどの毛が硬いものを使用することで、軽い力でも表面を傷つけてしまいます。また、摩擦でできた傷は劣化のスピードを早めてしまう原因にもなります。必ずやわらかいスポンジやタオルなど、素材が痛まないもので洗うようにしましょう。
長靴のお手入れ方法は?
長靴は日々の簡単なお手入れで、湿気によるカビやにおい、劣化などを防ぐことが可能です。
ここでは、長靴のお手入れ方法を紹介していきます。
履いたあとはしっかりと乾燥させる
履いたあとは毎回しっかりと乾燥させましょう。
長靴は素材や形状の特性上、通気性が悪く湿気がこもりやすくなっています。湿度が高まることで悪臭・カビの原因にもなってしまうので、脱いだあとは高温多湿を避け、風通しの良い日陰でしっかりと乾燥させましょう。また、新聞紙を丸めて長靴の中に入れておくのも、湿気取りに効果的です。
保管する際は型崩れしないように
保管する際は型崩れしないよう注意しましょう。
長靴を保管する際には、ブーツキーパーを入れて形状が保たれるようにしましょう。ブーツキーパーがない場合は、購入時に長靴に詰めてあった芯や新聞紙を使うのも良いでしょう。箱に入れて保管する場合は、折れ曲がらないように気をつけましょう。折れ曲がることでその部分がひび割れてしまいます。
ニオイ対策には重曹がおすすめ
ニオイ対策には重曹がおすすめです。
ニオイが気になりだしてからのお手入れは手間がかかってしまうので、あらかじめ対策しておきましょう。いらないストッキングや靴下に重曹を入れて口を縛り、長靴の中に入れておくだけで、湿気とにおいをしっかりと対策することができます。
長靴の乾かし方!少しでも早く乾かすための8つの方法のまとめ
今回は、濡れた長靴を少しでも早く乾かすための8つの方法を紹介しました。長靴を早く乾かすためには、以下の8つの方法が効果的です。
- 新聞紙を詰める
- ドライヤーをあてる
- 扇風機の前に置いておく
- 布団乾燥機を使う
- 使い捨てカイロを入れておく
- 長靴の中に砂を入れて乾かす方法
- 長靴の中に米を入れて乾かす方法
- 長靴の中にティッシュを入れて乾かす方法
日頃のお手入れとしては、履いたら乾燥させて湿気をとる・ブーツキーパーで型崩れを防ぐ・重曹を入れたニオイ対策、これらをしっかりと行うことで、悪臭やカビ・劣化を防ぐことができます。
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